こんにちは。ずっとiPhoneのおサイフケータイ対応を待っている@toidackです。ようやくiPhone 6ではNFCが搭載されましたが、日本は未対応。しかも2014年10月時点では、NFCはApple Payのみ利用可能となっています。そのためモバイルSuicaなんて夢のまた夢。。そもそも規格が違うので、将来的にも日本の電子マネーは使えるようになるか微妙ですね。
私がiPhone 4Sを利用していた時は、頑張ってSuicaカードを溶かしてiPhoneに内蔵して使っていましたが、iPhone 6の薄さを考えると正直微妙です。それに私にとってはiPhone 6 Plusが、iPhoneとして初のSIMフリー機なので、分解するのも気が引けます。
そこで本日の投稿は、Suicaカードを溶かさず、iPhone 6 Plusを分解せず、スマートにモバイルSuicaをiPhone 6 Plusで使う方法をご紹介いたします。
目次
iPhone 6 PlusでモバイルSuicaを使う方法
用意する物
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6 Plusシリコンケース(Apple純正)
- Suicaカード
- ICカード干渉防止カード
以上4点を準備します。
ポイントは、Apple純正のケースを使えるという点です。SuicaをはじめとするICカードを入れられるケースは存在しますが、残念ながらケースのデザインが激しく微妙です。Apple純正のレザーケースでも可能かもしれませんが、手元にないので検証はしていません。
ICカード干渉防止カードとは、以下のような物です。
なお私はiPhone 4Sで利用していたカードを再利用しました。以下写真左側の銀色のシートがICカード干渉防止カードです。これは上記で紹介した1つめのカードを剥がしたものです。
モバイルSuicaの作り方
1. iPhone 6 Plusシリコンケースの中心にSuicaを置く
何もコツはありません(笑)なお今回の記事では手元に溶けていないSuicaが無かったので、PASMOで代用しています。
2. Suicaの上にICカード干渉防止カードを置く
カードによっては裏表があるので、注意が必要です。
3. その上からiPhone 6 Plusを乗せて、ケースに固定する
はい、これだけです。簡単ですね♪
検証
2つの視点で検証してみました。
ケースに収まっているか
いくら純正のケースを使ったからといっても、ケースに収まらないのではスマートではありません。スマート以前に使い物にならないですしね。
上記の写真はPASMOが入っている状態で撮影しています。どういうわけか、純正のシリコンケースはカードがある状態でも問題なくケースが装着できました。
同様のことを過去にiPhone 5sで純正レザーケースを使って試してみたのですが、ケースには収まりませんでした。今回はシリコンケースでの検証なのでケースの特性によるためか、それともiPhone 6 Plusのケースが大きくなったことによるものなのかは分かりません。少なくともiPhone 6 Plusのシリコンケースでは問題なくケースが装着できます。
ICカードの読み取り
いくらケースに装着できたとしても、ICカードが読み取れなくては意味がありません。しかし使えるか分からない状態でいきなり実践するのは無謀なので、Nexus7のNFC機能を利用したアプリで、読み取れるかを検証しました。利用したAndroidアプリはSuica Readerです。
yanzm : Suica Reader
アプリを利用し、Nexus7で読み取ってみます。
画像のとおり、問題なく読み取ることができました。ちなみにICカード干渉防止カードが無い状態では、読み取れませんでした。iPhoneが発している電波が読み取れない原因らしいので、ICカード干渉防止カードは必須ですね。
最後に
とりあえず手元にある機器では検証できたため、自動販売機やコンビニ、自動改札で使えるかを今後検証したいと思います。一点気になるのは、カードを直接読み取った場合と比べて、若干読み取りに時間がかかる気がすることです。
iPhone 6 Plusのサイズに対し、ICカード干渉防止カードが小さいことに起因する可能性もあるため、以下のiPhone用に作成されたICカード干渉防止カードを購入し、再検証したいと思います。
追記
以下のリンクはこの記事の続きです。